今月も充実した時間でした
村上先生より
『戦場の秘密図書館』
シリア内戦下の町ダラス。空爆を受けながらも、人々は瓦礫の中から本を救出し、地下に図書館を作る 。
『生かさず殺さず』
認知症専門病棟の医師と看護師、患者の家族の笑うに笑えない本音が描かれている。
先月の『ゲド戦記』のつづき
『ゲド戦記 帰還』
・平らな世界にするためには、名もなき人の力が必要という場面がある。前作でゲドがすべての力を失ったのは、そのためかもしれない。
「世界に希望があるとしたら、名もなき人の中にある。」
・『ゲド戦記 影との戦い』
悪に染まりそうになったゲドが描かれている。悪に染まりそうになったという罪の意識をもつことは、人を成長させると思った。・・・良い経験悪い経験も大切
みなさんから
・『せんそうがやってきた日』
「戦争がやってきた日、窓辺には花が咲き、お父さんは弟に子守歌を歌ってい た。」そんな日常に突如戦争は襲いかかる。
(原爆投下の朝も、人々は、いつものように暮らしていた。)
・『図書館のふしぎな時間』
お母さんと上野の国際子ども図書館にやってきたゆかりの前に、古い本の中に住む妖精が現れ、一緒に図書館巡りを楽しむ。
・『オフェリアと影の一座』
『モモ』の作者ミヒャエル・エンデの絵本
・『ねぐせのしくみ』
ヨシタケシンスケワールド!寝ている間に起きている「かもしれない」出来事しか描かれていない。
・『テスの木』
テスは6歳の女の子、庭にある大きな木は、175歳大好きなその木が折れてしまい、切り倒されることになってしまいます。大事な友人の木のためにお葬式をすることに。植物の死を扱った絵本。2年生の教科書に紹介されています。
・『宇宙人っているの?』
宇宙に生き物がいるとしたら、どんな姿をしているのだろう。
・『おによりつよいおよめさん』
『パパのしごとはわるものです』の吉田尚令が絵を描いています。飯炊きをしてくれるお嫁さんがほしかった鬼ですが、嫁にきたのは、鬼以上に強い娘。鬼と嫁のやりとりが面白い。読み聞かせに。
・『なるほど!魚の漢字』
魚が好き 、漢字が好きな子におすすめ。
・『「本当の豊かさ」はブッシュマンが知っている』
「2030年に、労働時間は週15時間になる」と経済学者ケインズは予言した。はるか昔、すでにそれを実現した人々がいる。カラハリ砂漠の狩猟採集民ブッシュマンだ。人間の本当の豊かさとは、何だろう。
・『この冬 いなくなる君へ』
文具会社で働く主人公は、仕事もプライベートも上手くいかず、無気力な日々を送っている。ある日、火事に巻き込まれた主人公の前に、謎の男が現れ…ラストにどんでん返しがまっている。2019年静岡書店大賞受賞
・『カササギ殺人事件』
上・下巻の長編ミステリー